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学力向上進学重点校エントリー校



○ ただいま、281名の皆さんに“卒業証書を授与”いたしました。改めまして、第53期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
担任の先生から一人ずつ名前を呼ばれ、立ち上がる皆さんの晴れ晴れとした表情を見て、大変うれしく思いました。卒業証書はクラス代表の人にお渡しましたが、私としては、281名一人ひとりに渡したのと同じ思いであります。

 そして、本日、ご参列の保護者の皆様、ご家族の皆様方におかれましても、大切にお育てになったお子様のご卒業、誠におめでとうございます。
 3年前、地元の中学校を卒業し、最終倍率1.44という県立高校普通科の中ではずば抜けて高い高校入試のハードルを乗り越え、念願の大和高校へ進学したのが、つい昨日のことのように思い出されている方も少なくないのではないでしょうか?
お子さまの成長を日々見守る中で、多感な時期ならではの難しさや、もどかしさを保護者としても感じつつ、でも、子どもの為にと、思い悩んだ出来事も一つや二つでは無かったであろうと推察いたします。
 いろいろなご苦労があったとは思いますが、今日の良き日を迎えることができ、我々職員一同も大変嬉しく思っております。本当におめでとうございます。
 
○ また、本日の卒業式に際しては、公私共に大変多忙な中、本校同窓会長の片山政明様、地元つきみ野自治会長の山元哲夫様、さらには本校の学校評議員やPTA関係の方々など、多くの来賓にご参列いただいております。高い席からではございますが、厚く御礼申し上げます。

○ さて、卒業生の皆さん、高校3年間を振り返って、一番思い出に残る出来事は何だったのでしょうか?嬉しい出来事でしょうか?それとも人には言えない失敗話でしょうか?
体育祭や文化祭、沖縄への修学旅行は華やかなイベントですが、地道にコツコツと積み上げた知識や技術、日々の学びの中で見つけた発見や感動は、これから先の人生の礎として、皆さんの「生きる力」になると確信しています。
 先輩や後輩と切磋琢磨した生徒会活動や部活動も懐かしいことでしょうが、最後に待っていた厳しい大学受験という現実、実力が発揮できた人、そうでなかった人、様々でしょうが、この避けては通れない経験も、高校生活の間違いなく大きな思い出、深く記憶に残るの出来事の一つであるはずです。

 3年前、4月7日の入学式で、私は皆さんに「三つのキーワード」を紹介しました。それは、「高校生は、とことんがむしゃらに勉強する」という意味のHeadwork、「部活動で自分の個性・特徴・特技を伸ばす」そして「多くの友を得よう」という意味でTeamwork、そして三つめは「健康、安全・安心がすべてに優る」という意味でFootwork というキーワードでした。
 Headwork・・・、計画的で、かつ、地道な努力の積み重ねこそが、真の学力を育てるものと私は考えますが、この3年間、学びに対して、十分に自分を鍛えることが出来たでしょうか?その能力を開花させることが出来たでしょうか?
 大学入試という大きな壁を乗り越えようと、もがき苦しんだ皆さんだからこそ分かることがあるはずです。
 その試練を乗り越え、第1志望に合格した人、第1志望ではなかったけれど進路が決まった人、まだ合格発表を待っている人、もう一度チャレンジする道を選んだ人など、様々な人がここにいますが、学校に限らず、実社会に出ても、一生涯、何らかの形で学び続けなければなりません。学びの形は変わっても、学びに終わりはありません。是非、これからも貪欲に学び続けてください。
皆さん、ひとり一人の次のステップは異なるわけですが、その将来においてTeamworkやFootworkを大切にしながら、充実した人生を力強く切り開いてほしいと切に願います。

○ 私は、皆さんが入学した3年前、同じタイミングでこの大和高校に赴任しました。皆さんと一緒に過ごしたこの3年間でした。今でもその頃を鮮明に思い出すことがあります。
朝から黙々とダンス練習する上級生の姿に少し驚きもしましたが、早朝く登校し、誰もいない教室で黙々と自学自習する生徒の姿に「さすが大和高校」と敬意を払ったこともありました。
土・日に登校してマスコット制作に汗を流す生徒、4色に分かれた体育祭の盛り上がり、棒倒しが競技種目にあることも驚きでした。
文化祭では見たことないの漢字に出会うことになりました。木へんに鬼と書いて「えんじゅ」なんて、なかなか読めませんね。
 日常生活では、気持ちの良い挨拶を交わすことができました。昼休みが待てず早弁する人の多さ、もちろん男女を問いません。ある意味、実に逞しいとも感じましたし、お弁当をつくる親御さんの愛情を感じた瞬間でもありました。
 部活動の試合もたくさん見学させてもらいました。勝負にこだわる姿は、皆さんが輝く瞬間でもあります。泣き笑い、感動を本当にありがとうございました。

〇 そろそろ話をまとめます。明日から、皆さんは次のステップへ踏み出すわけですが、日本だけでなく、広く世界を見てグローバルな視点で考え、行動できる人になって欲しいと思います。
政治や経済に関心を持つことも大切です。世界が抱える様々な課題、例えば安全保障や食料自給、あるいは環境問題などに対しても、皆さんのような若い世代の柔軟な発想が求められているのです。
AI(人工知能)やロボット技術の発達、あるいは最近良く耳にする“IoT”などによって、仕事の仕方が大きく変わり、新たな職種が生まれる反面、消えていく職種もあると言われています。
そうした世の中の劇的な変化に対応していくためには、自分から行動を起こし、様々な情報を収集・分析し、多様な視点でものを見る習慣を身につけ、柔軟性を養わなければなりません。まさに、「生きる力」が求められているのです。
 皆さんは、大和高校の3年間で、人との絆を大切にし、お互いの個性を尊重し合える豊かな人間性を身につけ、とても魅力的な人材へと成長しました。この先も、自分の力を信じ、実践力・行動力をもって大いに社会に貢献して欲しいと願います。

○ 最後に、お願いがあります。
 一つは、お世話になった身近な先生方に、感謝の気持ちを込めて、お礼の挨拶をしてください。先生方は、この日をとても大切に考えながら、担任としてあるいは教科担当として、教科指導や進路相談に、部活動や委員会活動に対して、皆さんと一緒に汗をかいてきました。いろいろな苦労も皆さんの「ありがとう」の一言で癒されるものです。これは私からのお願いです。
 そして最後のお願いは、こうした「卒業」という節目のタイミングでしか言えないことですが、帰宅したらご家族にもちゃんとお礼を言ってください。「3年間お世話になりました。これからもよろしくお願いします」と、恥ずかしがらず伝えてください。お願いします。

○ 53期生、281名の皆さん、本日は誠におめでとうございます。どうぞ、健康に留意され、ご活躍ください。

以上