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学力向上進学重点校エントリー校



○ まずは、お礼です。
 この一年間、皆さんの様々な活動、具体には、日々の学びそしてその延長である大学受験、生徒会の校内・校外での活動、そして部活動など、本当に「和高生」の輝く場面をたくさん見せてもらいました。
 もちろん、時には近隣の方からの苦情や電話など、困った面もありましたが、836名の命に関わるような重大な事故・怪我がなく、一年間を過ごすことが出来たことは、本当に嬉しいことであります。「ありがとう」と皆さんにお礼を言います。

○ さて、今年は、ピョンチャンオリンピック、パラリンピックで、日本人選手の大活躍が数多く報じられました。
 その中で、スピードスケートの高木美穂選手を覚えていますか?
 日本スピードスケート史上最年少の15歳で2010年バンクーバー五輪に出場したものの、次のソチ五輪では代表にもなれず、その悔しさをばねに、厳しいトレーニングを乗り越え、金、銀、銅のメダルを獲得しました。(今月の10日、世界選手権で日本勢初の総合優勝。)

〇 銀メダルとなった1,500メートル、優勝したオランダのブスト選手とのタイム差は0.2秒でした。
 テレビ観戦していた私は、「日本人に勝ってもらいたい」という気持ちが強く、金メダルと銀メダルの記録差が「たった0.2秒」であることに、勝負の世界の厳しさを感じた瞬間でもありました。
 コンマ2秒ですよ、ほんの少し何か力の入れ方や、コーナーワークの仕方が変わっていれば・・・と本当に残念な気持ちでした。

〇 話は大学受験へと変わりますが、0.1とか0.2という「端数あるいは誤差的数値」に、皆さんが影響される事態になっていることを、正確に理解し受け止めているでしょうか。
 それは、私立大学受験における入学定員の厳格化であります。この厳格化の話は、進路指導の小野先生からも、あるいは担任の先生からも何度も聞いているはずです。
 今春の大学受験では、収容定員8,000人以上の大規模私立大学が1.1倍、収容定員4,000人以上8,000人未満の中規模私立大学は1.2倍までに入学定員を抑える必要があります。
 来春以降、皆さんの受験するタイミングでは、原則1.0倍になるわけです。

 例えば、多くの和高生が受験する早稲田大学の収容定員は9,000弱(2016年、8,940)で、政治経済学部の入学定員は900人です。一般入試の合格者数は、2016入試で1,602人が昨年は1,449人と△153人の減、全学部の合計では、△2,049人と、入学定員厳格化の影響が合格者数の数字にも顕著に表れています。
 上位で合格する実力があれば、厳格化など問題ないかもしれませんが、それは誰にも分らないのですから、とにかく実力を伸ばしておかないと、「第一志望宣言」は夢と終わるかもしれません。

 別の言い方をすれば、定員厳格化に伴い、上級生と同じ力があっても、合格・不合格の違いが、受け皿の縮小に伴い必然的に生じることになります。先輩が〇〇大学だから私も、という論理は通用しなくなっている現実をしっかりと受け止め、だからこそ、自分自身の学習の在り方をどうすべきなのか、真剣に考え、行動に移していかなければなりません。
 皆さんにとって、特に新3年生にとっては、時間は有限です。地道コツコツ、これが学力向上・第一志望合格への基礎基本であります。何十万人という受験生との競争に打ち勝つために、時間をコントロールして、目の前の課題に正面から向き合ってください。

○ 最後になりますが、苦手教科を避けて、少ない教科で受験する私立大学受験の方が易しい、あるいは得策のように考えている人も少なくないようですが、逆に得意教科同士の競合で実際には不利になっているのかもしれません。
 苦手教科を得意にすることはなかなか難しいところですが、それなりに克服しながら、施設設備の整った国公立を目指す目標を最後までしっかりと持ち続けてください。
 センター試験で思うような結果が得られないために、国公立を断念したという話を何人もの卒業生から聞きました。逆に、そこをクリアして第一志望の国公立に合格したという話も聞きます。
 2年生は、センター試験までもう10ヶ月を切って、9ヵ月半しかないという現実があります。スマホに浪費する時間はありませんよ。

○ 短い春休みですが、充実した日々を過ごしてください。

以上